時期的に今は寒くて関係ありませんが、今日はクーラーの落とし穴のお話です。
クーラーは、どんなに暑い日でも涼しく過ごせるし、暑くて寝苦しい夜でも快眠できるので、とても便利ですよね。
でもその便利さに頼りすぎると、冷房病になってしまうので注意が必要なんです。
冷房病っていうのは、体温調節がうまくできなくなってしまうことで、体がだるくなったり食欲が出ないなどの症状が出てくることです。
人間の体には自律神経というものがあって、これは気温に応じた体温調節をおこなうものなんです。
クーラーがガンガンに効いている部屋と暑い場所とを行き来していると、この自律神経が気温の変化に対応しきれなくなって乱れが生じてきます。
これが冷房病の原因なわけです。冷房病になると体がだるくて日常生活に支障をきたしてしまうこともあるので、
快適に過ごすためにクーラーを使っているのに、本末転倒になっちゃいますよね。
冷房病にならないようにするには、まず部屋の外との温度差を5度以内にすることが肝心なんです。
部屋の外が32度ならクーラーの温度設定を27度にするという具合です。
温度差が5度以内なら人間の自律神経は十分に対応できるので、乱れてしまうことはないんです。
どうしても設定温度を下げる必要がある場合は、カーディガンか何かをはおっておくと良いですね。
それから、入浴も大事です。暑い日でもできるだけ湯船にゆっくりつかった方が、体全体がリラックスできて自律神経も癒されます。
体を内側から温めることも有効なので、クーラーを使うのなら、同時に体を守るための工夫もしっかりおこなっていきましょう。